レジワールドの冒険とは

RESIWORLDレジワールドの冒険とは

プログラムについて

『レジワールドの冒険』は、小学5,6年生(10~12歳)を対象とした1回45分 × 全9回の認知行動療法
プログラムです。
ワークブックに書き込みながら、進めていきます。
ストーリー仕立てになっており、子どもたちは楽しみながら、レジリエンスを向上させることができます。
各回の最後にはホームワークが提示されており、ホームワークに取り組むことでレジリエンスがさらに向上していきます。

スクロールできます
回数タイトルCBT技法
 「レジリエンス」ってなに? 心理教育(レジリエンスの概念理解)
 気持ちについて知ろう 心理教育(基本感情の理解)
よい気持ちを増やそう行動活性化、強みのワーク、感謝のワーク
 気持ちと体の関係を学ぼうリラックス法
「レジアップシート」に書き出そう考えのモニタリング
 「レジアップな考え」を見つけよう 認知再構成
 「レジアップな言葉」をかけよう コンパッションのワーク
 問題を解決しよう問題解決法
「レジマスターの地」まとめ

ストーリーについて

『レジワールドの冒険』では、人々のレジリエンスの力を得て成り立っているレジワールドを旅します。
自らのレジリエンスを向上させながら冒険を進め、最終的にはレジマスターの地を目指します。
子どもたちには自分たちのレジリエンスに見立てた卵が託され、卵から孵った『サニー』というレジキャラがパートナーとなります。
レジアップする度に、サニーの能力が発動し、次の冒険へと進むことができます。
ロイ君(男の子)とココちゃん(女の子)という心強い仲間も一緒に冒険を進めます。

サニー

認知行動療法とは

認知行動療法とは、認知(考え)や行動のパターンを見直すことで、ストレスの軽減を目指す精神療法の一つです。
もともとは、精神疾患の患者さんを対象としたものでしたが、近年では予防教育、さらにはメンタルヘルスの向上を目的に用いられています。
子どもに対するメンタルヘルス向上を目指した認知行動療法プログラムは数多く研究されており、効果を示しています。

『レジワールドの冒険』は、子どものレジリエンスの向上を目指した認知行動療法プログラムとなっています。
認知行動療法では、学んだ認知行動療法スキルを日常生活に取り入れる練習をするためにホームワークを提示します。
ホームワーク実施の有無は、認知行動療法の効果に大きく影響することが分かっています。
そのため、『レジワールドの冒険』でも各回の最後にホームワークを提示しています。

レジリエンスとは

レジリエンスとは、ストレスとなる出来事(悲しいことやつらいこと)があったときに、しなやかに乗り越える力のことを言います。
子どものレジリエンス向上を目的としたプログラムの中で、最も用いられている技法が認知行動療法です。
世界では、レジリエンス向上を目的とした認知行動療法の研究が数多く進められています。